家電量販店で、こんな経験はありませんか。「修理するより、買い替えたほうが安いですよ」。今の時代、たいていの道具は、壊れたら終わりです。直すことを、最初から想定されていない。そんな時代に、薪ストーブとサウナヒーターは、めずらしい道具です。直せるのです。直しながら、何十年も使うことが、当たり前にできる。今日は、この「直して使う」という文化の話をさせてください。
部品の集合体、という設計思想
バーモントキャスティングスやハースストーンの薪ストーブは、鋳物や石の部品を組み上げてつくられています。つまり、傷んだところだけを交換できる設計です。扉のガスケット(密閉パッキン)は消耗したら張り替える。内部の耐火部品は、傷んだら入れ替える。触媒は寿命が来たら交換する。人間の体でいえば、健康診断と治療を受けながら長生きするようなもの。実際、二十年、三十年選手のストーブが、部品交換で現役を続けている例は、当店でもめずらしくありません。(修理か買い替えかの見極めは、こちら。)
サウナヒーターも、直しながら
ハルビアのサウナヒーターも同じです。電気式なら発熱体(ヒーターエレメント)は交換部品ですし、サウナストーンは年に一度の積み替えと補充で、ロウリュが蘇ります。世界的なメーカーの製品は、部品の供給が長く続くのも強みです。道具の寿命は、壊れた日ではなく、部品と面倒を見る人がいなくなった日に尽きる。だからこそ、部品の手配ができて、構造を知り尽くした店が、近くにいることが大事なのです。(石の積み替えの話は、こちら。)
直しながら使う道具は、家族になる
そして、これは損得だけの話ではありません。ガスケットを張り替えた春、石を積み替えた秋。手を入れるたびに、道具への愛着は積み重なっていきます。子どもが生まれた年に設置したストーブが、その子の成人の冬にも燃えている。傷も、変色も、その家の歴史です。使い捨ての道具は、思い出を持てません。直しながら使う道具だけが、家族の時間と一緒に年をとれるのです。(鋳物を育てる話は、こちら。)
買った店が、直せる店であること
私たちが正規代理店であることに、こだわる理由が、ここにあります。売るだけなら、誰にでもできます。でも、十年後にガスケットを張り替え、二十年後に部品を取り寄せ、その間ずっと煙突を掃除し続けられるのは、正規のルートと技術を持つ店だけです。安く買える道具はたくさんありますが、長く直せる関係は、お金では後から買えません。(メンテナンスの物語は、こちらも。)
一生ものを、一緒に
岩手・盛岡のD'STYLEは、ハースストーン、バーモントキャスティングス、ハルビアの正規代理店として、売った道具に、最後まで責任を持ちます。買い替えない道具と、切れない付き合い。一生ものرا、一緒に選びませんか。



