祖父は、岩手県住田町に生まれた、根っからの山主でした。若い頃は樺太へ渡って林業で暮らしを立て、従兄弟を連れて再び海を渡り、伐り出した丸太を、二週間かけて川に流して運んだ。郷里に帰ってからは、自分の山を整え、薪を作って売った。わが家が薪を商いにしたのは、この祖父の代から。父が継ぎ、いま私で三代目になります。
薪は、ただの燃料ではありません。木を伐り、割り、積み、風と日と時間をかけて、じっくり乾かす。手をかけた薪ほど、火はまっすぐに、静かに、長く燃えてくれる。よく乾いた薪の澄んだ炎と、時おり爆ぜる音。雪の中を歩いて家に帰り、玄関を開けたとき、薪ストーブの火が冷えた体を芯からあたためてくれた。あの時間が、私は子どもの頃から一年でいちばん好きでした。
薪ストーブにはじまり、やがてサウナへ。かたちは変わっても、していることは同じです。岩手の木を生かし、火で、人の冬をあたためる。住田の山に生まれた祖父、木を植えた父、その道のまっすぐな続きに、私たちはいます。
住田の山に生まれた祖父から、三代でつなぐ岩手の薪。
「木を切る」と聞くと、環境に悪いと思われがちです。でも、ほんとうは逆です。健やかな森を保つには、間伐や手入れで、木を適度に伐り出してやる必要がある。曲がった木、間伐で出た木、使い道の少ない木。そういう木にこそ、薪という立派な出番があります。森に手が入り、地面に光が差し、次の若い木が育っていく。
薪を燃やして出る二酸化炭素は、その木が育つあいだに、大気から吸い込んできたものです。きちんと育てられた森の薪なら、大気の炭素を一方的に増やし続けることはありません。遠い国から運ぶ燃料ではなく、足元の岩手の森のエネルギーで、冬をあたためる。それが、薪という暖の、いちばん正直なところです。
岩手には、豊かな森があります。その恵みを、地域の中で薪に変え、地域の暮らしに戻す。住田の山を守った祖父、木を植えた父、薪とサウナで火を届ける私。三代でつないできたのは、森と暮らしをつなぐ、この循環そのものでした。
だから、私たちが本当に届けたいのは、薪という「モノ」ではありません。火のある暮らし。家族が集まる時間。冬を、一年でいちばん好きな季節に変える心。そして、あなたが岩手の薪を選ぶことが、この土地の森を少し健やかにしていく。その「事」を、一緒につくりたいのです。
薪を焚くことは、岩手の森を、次の世代へつなぐこと。
Our Stock Yard ─ 薪の2拠点
D'STYLEの薪は、店先ではなく、盛岡と八幡平にある"薪専用の2拠点"で作り、販売しています。運び込んだ原木を割り、積んで、一年以上じっくり乾かす。片手間ではなく、薪だけの拠点でこれだけの量を用意しているから、「薪が足りない」ということがありません。ご自宅の薪棚のそばまで、配達もします。








盛岡と八幡平、2つの拠点で薪を製造・販売しています。八幡平店では中古薪ストーブの展示・販売も。非常勤のため、ご来店は事前にお電話ください。
FOR IWATE, FROM IWATE
岩手には、豊かな森があります。その木を遠くへ運ぶだけでなく、岩手の人の暮らしの中で燃やして、この土地の冬をあたためたい。薪の火には、スイッチの暖房にはない時間があります。爆ぜる音、ゆらぐ炎、部屋に広がる木のにおい。火の前に自然と家族が集まり、会話が生まれ、子どもが炎を見つめる。暮らしの中の小さな感動を、薪を通して、一つでも多く届けたいのです。
間伐や手入れで出た木を薪に。森に光を入れ、次の若い木を育てる。
遠くから運ぶ燃料ではなく、岩手の森の熱で、冬をあたためる。
木も、手仕事も、暮らしも。岩手の中で、めぐらせていく。
大きなことは言えません。でも、地元の薪を選ぶという小さな選択が、森と地域の未来につながっていく。それが、私たちにできる SDGs だと考えています。
薪ストーブを買った後、毎年必ず必要になるのが「薪」と「煙突掃除」。
メーカーも購入店も、いっさい問いません。
親子三代、火に生きてきた目で選んだよく乾いた岩手の薪を、盛岡から東北へお届けします。買ったあとこそ、末永いお付き合いを。
他社で導入した薪ストーブ・ペレットでも大歓迎。量も配達もご相談ください。
じっくり乾かした薪は、火つきが良く、ススやタールも出にくい。煙突にもやさしい。
薪と煙突はセット。東北第一号の認定インストラクターへ。サンタクリーン →
OUR FIREWOOD
薪の良し悪しは、乾燥で決まります。含水率をしっかり落とした、よく乾いた薪だけをお届けするよう努めています。生乾きの薪は、煙が多く、煙突を汚し、思うように暖かくならない。火と熱を扱う専門店として、ここは譲れないところです。
「薪が、ちゃんと手に入る」。その安心まで含めて、私たちにお任せください。
OUR WORK ─ 薪ができるまで
伐り出した丸太を玉切りにし、割って、積んで、風と日を通す。ひと冬をあたためる薪は、いくつもの手間の先にあります。これは、岩手・盛岡のD'STYLEが実際に作り、お客様へお届けしている薪です。








HOW TO USE ─ 薪の扱い方
気持ちよく暖まって、煙突を汚さないために。よく乾いた薪を、正しく焚き、上手に乾かして保管する。むずかしいことはありません。だいじな勘どころだけ、まとめました。
気持ちよく燃えるのは、よく乾いた薪です。含水率は20%以下、塗装や接着剤のない未処理の木が基本。着火には細めの薪か、純木材でできた練炭を使います。新聞紙などはススと有害な煙が出るので、焚いてはいけません。
薪はストーブに合った大きさで。長さ30〜33cm、太さ6〜10cmほどが目安です。火をつけるときも足すときも、薪とストーブの壁のあいだにはすき間を空けてください。詰め込みすぎないのがコツです。
乾いた薪を、空気をきかせて正しく焚く。それだけで、煙突から出る臭いや煙はほとんどなくなります。ご近所にも、煙突にも、やさしい焚き方です。
木がしっかり乾くには、時間が必要です。樹種や置き方にもよりますが、自然乾燥だと最長で2年ほどかかります。薪はのこぎりで切って、割った状態がいちばんよく乾きます。だからこそ、早めの用意が肝心です。
雨の当たらない、風通しと日当たりの良い場所に置きます。屋根のある屋外や、開放的な小屋がおすすめです。湿気がこもるような覆い方はしないこと。空気がよく通る屋外での乾燥が、たいてい一番よく乾きます。
使う数日前に、薪を室内へ運び入れておきます。室温にもどった薪は、ぐっと火がつきやすくなります。このひと手間で、朝の焚きつけがずっと楽になります。






薪の選び方から、乾かし方・保管まで。わからないことは、いつでもご相談ください。
FIREWOOD SPLITTING DAY
年に数回、薪割イベントを開いています。丸太を囲んで、玉切りにし、割って、積む。ひとりでは骨の折れる薪づくりも、数人で手を動かせば、笑いの絶えない一日になります。
薪ストーブをお使いの方も、これから考えている方も大歓迎。火のある暮らしの入口を、体で覚えてもらえたらうれしいのです。開催のご案内は、お気軽にお問い合わせください。
薪割りは、いちばん楽しい“火の準備”。


STOCK YARD / 八幡平の薪土場
八幡平市柏台、盛岡西根ICのすぐそば。岩手山を望むこの土場で、原木を積み、割り、乾かしています。倉庫には出荷を待つ薪がずらり。中古薪ストーブの倉庫&販売もこちらです。見学がてら、遊びに来てください。




DELIVERY & ORDER
岩手・盛岡を中心に、お客様のお宅まで薪をお届けしています。まとまった量はフレコンバッグでの納品、店頭・作業場でのお渡しも承ります。
乾燥薪のほか、原木の販売と薪割り機のレンタルも行っています。ご自分で割って乾かしたい方も、お気軽にご相談ください(TEL 019-681-2477)。



岩手・盛岡を中心に配達に対応します。エリア・量により変わるため、まずはご相談を。店頭でのお渡しも承ります。
ご家庭の使用量やストーブに合わせて。どのくらい必要か分からない場合も、使い方を伺ってご提案します。
薪ストーブの施工・点検・煙突掃除・メンテナンスまで。薪と合わせてご相談ください。
価格は量・樹種・配達エリアで変わります。お気軽にお問い合わせください(ご相談無料)。
Q&A
量も、配達も、薪ストーブのことも。まずは気軽に声をかけてください。三代つづく、岩手の薪です。ご相談は無料です。
薪の配達は、盛岡近郊(滝沢・矢巾・紫波・雫石・八幡平など)を中心にご相談ください。量やタイミングはお気軽に。
薪ストーブ・サウナ・ペレットの対応エリア岩手県・青森県・秋田県の全域と、宮城県・山形県の一部エリアに対応しています(県名をタップで市町村一覧)。