ここ数年、お店に、新しいお客様が増えました。岩手に移住してきた方たち、そして、都会と岩手を行き来する二拠点生活の方たちです。話を聞くと、みなさん、口を揃えます。「せっかく岩手に来たんだから、都会でできなかった暮らしがしたい」。その答えとして、薪ストーブとサウナにたどり着く方が、とても多いのです。今日は、移住と、火のある暮らしの話をさせてください。
「寒い」は、弱点ではなかった
岩手への移住を考えるとき、たいてい最初に心配されるのが、冬の寒さです。確かに、岩手の冬は本気です。氷点下の朝、屋根まで届きそうな雪の年もある。でも、移住の先輩たちは知っています。寒さは、対策の問題ではなく、楽しみ方の問題だということを。
薪ストーブが一台あると、冬は一変します。家の芯まで暖める火があって、天板では煮込みが湯気を立てて、窓の外の雪は、眺めるぶんには最高のごちそう。サウナがあれば、雪はさらに、氷点下の外気浴という世界級の贅沢に変わります。灼熱のサウナから、雪の庭へ。この落差は、暖かい土地では、お金を出しても買えません。寒い土地は、火と蒸気にとって、いちばん豊かな土地なのです。(岩手の四季とサウナの話は、サウナ歳時記に。)
薪が、手に入る土地
都会で薪ストーブに憧れても、悩みはいつも同じです。薪を、どこから手に入れるか。置く場所があるか。岩手なら、この悩みが、ほとんど消えます。森が近く、薪の流通があり、庭には薪棚を建てる余白がある。ご近所の果樹園から剪定枝をもらったり、河川の伐採木の配布に出かけたり、薪の入手ルートが暮らしの中にいくつもある。自分で割れば、燃料費はぐっと抑えられて、薪割りという最高の運動までついてくる。エネルギーの一部を自給する暮らしは、田舎だからこそ、現実になります。(薪の入手の話は薪の基礎知識、販売はこちら。)
家に、行きたい場所をつくる
移住した方から、こんな話を聞いたことがあります。「田舎は何もないって言うけど、違うんですよ。家が、いちばん面白い場所になるんです」。都会の暮らしは、外に楽しみがあって、家は寝に帰る場所になりがちです。田舎の暮らしは、その逆。家と庭が、暮らしの主役になる。だからこそ、家の中に、火のゆらめきと、蒸気の熱い小部屋があることの価値が、都会の何倍にもなるのです。夜は薪ストーブの前で本を読み、週末は庭のサウナで汗を流して、星の下で外気浴。「何もない」どころか、毎日が忙しいくらいです。
二拠点の方には、こんな使い方も
週末だけ岩手に通う二拠点の方には、到着した日の楽しみとして、サウナは格別です。金曜の夜、長い運転の疲れを、まずサウナで流す。それだけで、翌朝からの岩手時間が、まるごと澄んだものになります。薪ストーブは、蓄熱式のソープストーンなら、一度焚けば火が落ちても長く暖かい。滞在のリズムに合わせた機種選びは、ぜひご相談ください。
移住の先輩たちが、待っています
岩手・盛岡のD'STYLEには、移住してきた方、これから移住する方のご相談が、たくさん届きます。中古の家に薪ストーブを入れたい。新築に最初からサウナを計画したい。雪の多い地域での煙突の考え方は。ハルビア岩手県正規代理店として、そして岩手で暮らしてきた店として、この土地の冬を知り尽くした設置のご提案をしています。おすすめの一台も、薪の手配も、まるごとどうぞ。岩手の冬を、いちばん楽しみにしている人になりませんか。



