サウナ上がりの、キンと冷えた一杯。サウナ好きなら、あの瞬間を思い浮かべるだけで、喉が鳴るはずです。サウナとお酒は、昔から相性のいい間柄。けれど、この二つには、絶対に間違えてはいけない「順番」があります。今日は、サウナとお酒の、正しくて、幸せな付き合い方の話です。大切なことなので、まず耳の痛い話から、正直にさせてください。
飲んでから入るのは、やめてください
これだけは、はっきりお伝えします。お酒を飲んでからサウナに入るのは、危険です。ほろ酔いで気持ちよくなって、「このままサウナへ」という誘惑は、よくわかります。でも、そこはぐっとこらえてほしいのです。
理由は、体の仕組みにあります。アルコールには、血管を広げ、体から水分を追い出す働きがあります。そこへサウナの熱が重なると、血管はさらに広がり、汗でさらに水分が抜けていく。血圧は急に下がりやすくなり、立ちくらみや、意識を失うおそれまで出てきます。しかも、酔った頭は「もう限界」という体のサインを、鈍らせてしまう。熱いサウナ室で眠りこんでしまうことの怖さは、言うまでもありません。フィンランドでも、サウナの事故の多くにアルコールが関わっていると、昔から言われ続けています。本場が長い経験で学んできた教訓です。
「飲んだら入らない。入ってから、飲む。」サウナとお酒の約束は、たったこれだけです。
だからこそ、上がってからの一杯は格別
順番さえ守れば、お酒はサウナの最高の締めくくりになってくれます。しっかり温まり、水風呂で冷やし、外気浴でととのって、着替えて、ひと息。そこでようやく開ける、よく冷えた一本。たっぷり汗をかいたあとの体に、最初のひと口が、しみわたっていく。あの旨さは、サウナに入った人だけがもらえる、ごほうびです。
ここで、ひとつだけ大人のコツを。一杯目の前に、まず水をしっかり飲んでください。サウナで失った水分を、アルコールで補うことはできません。むしろお酒は、水分を外へ出してしまう飲み物。先に水やスポーツドリンクで体をうるおしてから、楽しみの一杯へ。この順番を守るだけで、翌朝の体が、まるで違います。(水分補給の話は、こちらに詳しく。)
フィンランドの、サウナビール
サウナの本場フィンランドには、「サウナカリヤ」という言葉があります。サウナのあとに楽しむビールのことで、彼らにとっては、サウナという儀式の、幸せな最終章。湖のほとりのサウナ小屋で、火照った体のまま桟橋に腰かけて、夕暮れの空の下でビールを開ける。フィンランドの夏の、絵はがきのような光景です。彼らもまた、「サウナのあとで」という順番を、あたりまえの作法として守っています。
ノンアルコールという、新しい選択
最近は、サウナ好きのあいだで、ノンアルコールビールの人気が高まっています。実はこれ、理にかなった選択です。汗をかいたあとの体に、水分をちゃんと届けながら、あの喉ごしと爽快感だけをもらえる。翌朝も軽やか。車の運転がある日でも楽しめる。サウナ上がりの一杯の幸せは、アルコールの量とは、あまり関係がないのだと気づかせてくれます。オロポやクラフトコーラ、地元の炭酸など、締めの一杯の選択肢は、どんどん豊かになっています。(サウナ後の食の楽しみは、サ飯の話もどうぞ。)
家なら、そのまま眠れる
そして、この幸せがいちばん安全に、いちばん深く味わえるのが、自宅サウナです。施設なら、飲んだら帰りの心配がつきまといます。でも家なら、ととのって、風呂上がりの格好のまま食卓について、一杯やって、そのまま布団へ。誰の運転も、終電も、心配いらない。「サウナ、一杯、就寝」という世界一幸せな流れを、毎晩の暮らしにできるのです。
岩手・盛岡のD'STYLEは、ハルビア岩手県正規代理店として、そんな「家で完結する幸せ」のためのサウナ設置をお手伝いしています。お酒好きの方にこそ、自宅サウナはおすすめです。今夜の一杯を、もっと旨くする一台のこと、どうぞお気軽にご相談ください。
